ステップメールを使って売上を上げに繋げたいと思っているのにどうやって作ったらいいのかわからない。そうしたステップメールのシナリオの作り方を4つのパターンで解説します。
ステップメールは一度作れば仕組みとして安定して効果を発揮してくれるので、ぜひシナリオテンプレートを見ながら取り組んでてみてください。
販売を目的にするステップメールシナリオ
主にリスト獲得を目的としたランディングページから使用するケースが多く、一番使われるものです。
ウェルカムシーケンスとも呼ばれ、ステップメール中に商品販売に繋げることを目的にしています。メルマガ登録から商品販売までの一連の流れを5~14通ほどで作られるケースが多くなっています。
テンプレートを用意しているので参考にして作っていきましょう。
・お礼と歓迎
・自己紹介
・配信する内容の紹介
・メールを読むメリット
・メールを読む必要性の提示
・どんな想いでメールを配信しるのか
・コンテンツ①の配信(動画や音声があれば使用すると効果的)
・どんな悩みを抱えているか
・悩みの解消方法
・昨日の〇〇はもう見ましたか?(動画や音声を使っている場合に再誘導)
・コンテンツ①の深掘り
・どんな悩みを抱えているか
・悩みの解消方法
・コンテンツ②の配信(動画や音声があれば使用すると効果的)
・どんな悩みを抱えているか
・悩みの解消方法
・昨日の〇〇はもう見ましたか?(動画や音声を使っている場合に再誘導)
・コンテンツ②の深掘り
・どんな悩みを抱えているか
・悩みの解消方法
・事例や実体験の紹介
・今はどうなっているか
・どんな悩みがあったのか
・その時に何をしたか、何があったか
※ビフォーアフターを見せることがポイントです。
・具体的な解決方法の紹介(バックエンドに絡める)
・解決した後どうなったか
・解決策を実践した事例や実体験
・商品の紹介(まだ販売はしない)
・私は(クライアントさんは)〇〇で□□を解決しました
・解決策(商品)の特徴やベネフィットを紹介
・明日から商品を販売します
・商品のセールス
・約束とおり、今日から解決策を販売します
・解決できる問題の再提起
・セールスレターや購入フォームへの誘導
・購入できる期間
・特典の案内(早期特典を使うと効果的です)
・商品のセールス
・昨日から販売を開始した解決策、もう見てもらえましたか?
・解決できる問題の再提起
・解決策を使った事例や実体験
・セールスレターや購入フォームへの誘導
・購入できる期間
・特典の案内
→早期特典を使っている場合、早期特典は〇〇までです。と加える
※この時、販売期間に応じて11通目の内容を複数回配信してもOKです。その際には「あと○日」などのように期間を明確にしておきましょう。
・解決策のご案内は今日までです
・商品にかける想い
・背中を押す一言
・セールスレターや購入フォームへの誘導
→購入できる期間は忘れずに
・お礼と今後についての案内
・たくさんのお問い合わせありがとうございました
・今後は(メルマガで配信していく情報の概要)をお届けしていきますので、引き続きよろしくお願いします。
信頼関係を築くことを目的にしたステップメールシナリオ
ここでは販売をすることよりも顧客との接触頻度を作ることが目的としたステップメールのシナリオの作り方を解説します。
販売を目的としない為、セールスのことを考える必要がありません。そこでオススメするシナリオの作り方は、通常のメルマガ(日刊メルマガなど)をステップメール化させる方法です。
過去に配信してきたメルマガがあれば、開封率や反応の良かったものを使うのがポイントです。メリットとしては次の3つがあります。
- 1から作らなくて良い
- 反応が良かったものなので信頼関係も築きやすい
- 接触頻度(開封)を築きやすい
通常のメルマガを使用する場合は、季節ネタや時事ネタなどは削除しておくようにしましょう。
また、【コンテンツ:ノウハウ】=【2:8】程の割合で作ってシナリオを組んでおlくようにしましょう。毎回コンテンツばかりだと読む方も疲れてしまいますし、ノウハウばかりだと飽きられてしまうのでバランスよく作っていきましょう。
・コンテンツ系=ハウツーやテクニックなど
・ノウハウ系=マインド系や普段気をつけていること、自己啓発など
- 1週間(7日間)の内、2通がコンテンツ系
- 1週間(7日間)の内、5通がノウハウ系
という割合です。
顧客育成を目的にしたステップメールシナリオ
顧客育成をする理由は商品を販売する前に顧客に問題や悩みを気づかせることです。セットアップとも呼ばれます。
通常のメルマガでセールスやダブルオプトイン(メルマガリストに向けて別のメルマガシナリオに登録を誘導する手法)をする際に使用すると効果的です。
通常のメルマガ(日刊メルマガなど)で出すことを前提として、シナリオの作り方を紹介します。
・問題提起をする(悩みに気づかせる)
・解決したあとの未来の提示
・明日から〇〇について詳しく解説していきます
・問題提起と問題を放置する危険性
・解決策の提示(コンテンツ①)
・問題を解決したお客様の事例や自身の実体験
・解決策の提示(コンテンツ②)
・具体的な解決方法の紹介(商品や告知したいものに繋げる)
・解決した後どうなったか
商品やダブルオプトインの告知(スタート)
販売or募集期間を決めておく
早期特典などがあると効果的
募集or販売が終了したら、必ず次のようにお礼メールまでシナリオに組み込んでおきましょう。
・お礼と今後についての案内
・たくさんのお問い合わせありがとうございました
・今後も(メルマガで配信している内容の概要)をお届けしていきますので、引き続きよろしくお願いします。
顧客フォローを目的にしたステップメールシナリオ
顧客フォローは、商品を購入してくれた後などに使うと効果的です。その際には次の2つの使い方ができます。
- 濃い接触頻度の構築
- アップセルの案内
商品を購入してくれている時点で、見込客ではなく顧客になっていますよね。そんな中で販売者から積極的にフォローを取ってあげることで、濃い関係性を築きやすくなります。
アップセルの参考例
ステップメール構築オンライン講座を販売した場合
- ステップメールの書き方マニュアルの紹介
- ステップメール作成合宿の紹介
- 反応のあったステップメール事例集の紹介
- 個別サポートの紹介
など
フォローメールを送るスケジュールとしては次の間隔で送ると効果的です。
・商品購入の次の日
・商品を購入してから1週間語
・商品を購入してから2週間語
・商品を購入してから1ヶ月語
フォローメールは質問をくれた人に使うことでも効果的です。
質問をくれた人へのステップメールシナリオ参考例
・ご質問ありがとうございました
・質問への回答を送らせていただきます
・昨日お送りした質問への回答を再度送らせていただきます
・他にもご質問や気になる点があればお気軽にご連絡お待ちしています
・他にもこんな質問があったのでシェアさせていただきます
・他の質問と回答の紹介
・特に多かった悩みを解消できる商品を紹介させていただきます
・商品の紹介
→自分の商品でなくても大丈夫です
・ぜひ参考にしていただき、(購入した商品名)を活用してください
ステップメールシナリオの作り方|まとめ
ステップメールのシナリオは4つのパターンで紹介しましたが、最後に紹介した質問への回答のように、どのような場面からでもステップメールを組んで仕組化させることができます。
ステップメールを組んでみたけど反応がイマイチという場合は、軟通目で反応が落ちているのかを計測しながら改善をしていくことでより反応の高い仕組みとしてシナリオの完成度を高めることができます。
本記事で紹介したステップメールのシナリオは実際に反応の高かったものを紹介しています。ぜひ参考にしてもらい、あなただけのステップメールのシナリオを作ってみてくださいね。