起業したらミッションが大事とよく耳にします。僕もミッションの大切さを謳っている一人です。
しかし、ミッションを作れ!ミッションを見つけろ1と言われてもどうやって見つけるのか、起業当初はわからないものですよね。
起業当初のミッションは、自分勝手なものでも良いと思っています。僕自身、借金を返済することをミッションに掲げていたので。苦笑
本記事では、そんなミッションについて、必要性、考え方、作る時のポイントの3部構成で解説します。
起業時におけるミッションとは|なんの為に起業をするのか
あなたが起業する目的は何でしょうか。冒頭からも目的として例題を出していますが、実は目的として考えるととても曖昧なものです。
そこで出される目的は、自分にスポットライトが当たっている傾向が強く、自分にばかりスポットライトを当てたまま活動をしてしまうと失敗するリスクの方が高くなってしまいます。
ビジネスという視点で考えればお客様にスポットライトを向けるものです。
ビジネスは売り手と買い手がいて初めて成り立ちます。
起業するということは、あなたが売り手になるということです。冒頭でも紹介したように僕は借金返済が最初のミッションでした。
そうすることで、ビジネスにおける軸が作れるようになり、選択肢が出てくる場面においても迷いを減らすことができます。
ミッションを最初に作るべき4つの理由
大きすぎるミッションを掲げると自分に対してのプレッシャーを強めてしまいますが、何のために起業をするのかを明確にすることはプラスに働く効果の方が期待が持ちやすくなります。
ミッションの無い起業家に強い傾向
- 自分の行動に自信が持てる 自分の行動に自信が持てない
- 苦しい時にも活路を探す 苦しい時に逃げ道を探す
- 悩んでも軸からブレない 悩んだ時に違うものに手を出す
- 承認欲求を満たすことができる 承認欲求を満たすことができない
- 人に応援してもらえる 人に応援してもらえない
- ビジネスの進先が見えている 真っ暗闇を歩き回るビジネス
- 他者からの協力を得やすい 他者からの協力が得られにくい
ミッションは青臭いくらいがちょうどよい
ミッションというと、どうしても難しく考えてしまいがちですが、ミッションは理想とも言い換えることができます。
きれいごとを並べるよりも、あなたが考える理想をそのまま出した方が自分の腑に落ちやすく、他者にもその想いが伝わりやすくなります。
あなたらしく、あなたの言葉をさらけ出してみましょう。そして、ミッションは起業してから修正をされていきながら成長していくものです。今日決めたからと一生そのままついて回るものではないので安心して決めていきましょう。
起業のミッションを作る時に考えることは何か
ミッションを作る時、自分の為に頑張ろうとすると限界や言い訳を作りやすくしてしまいます。
自分で自分の限界を決めることは、やらなくてはいけないことも途中でやめることができるようになり、その結果は売上に繋がらなくても次やれば大丈夫と中途半端な活動を作ります。
自分ではない他人に貢献することの方がミッションの作り方としては力強くなるというものです。
自分以外の人の為に何かをする場合、自分のこと以上に気を使いますし、やりがいを作ることもできます。(僕の場合、最初は自分のために頑張るという自分を優先してました。)
- ○○で苦しんでいる人を救う
- ○○を通じて○○の人を助ける
- ○○をしている人のサポートをする
このように「どんな人」の「何をする」のかを言葉にして自分で持っておくことで、人に阻害されない強いミッションを作ることができます。
起業ミッションを作る時の3つのヒント
起業のミッションを作る時には、なんとなく決めるのではなく3つの視点で考えてみると見つけやすくなります。
青臭くてOKだということを前提にしてヒントを元にあなたのミッションを見つけてみてください。
自分軸でミッションを作る場合
自分軸とは、自分の為のミッションを作ることと置き換えることができます。
- 稼いだ収入で何かをしたい
- 稼いだ収入でやりたいことがある
- 起業をして達成したい何かがある
上記のような感じで考えてみましょう。
注意点として、お金が欲しい、自由な時間が欲しいなどの今の状態を取り入れないことです。今の状態を思い描く場合、それはミッションではなく問題や課題、手に入れたいものなどを思い描いているだけのものになってしまいます。
他人軸でミッションを作る場合
他人軸で作る場合には、主にお客様や家族、友人などの自分以外の人を巻き込んだミッションを作ることになります。
・家族との繋がりを作りたいと思うなら、時間に束縛れることなく子供のやりたいことを大切にしてあげられる収入と時間を作る。
上記の一例のように、自分と自分以外の誰かをつなぎ合わせ、どのような未来を作るのか、どのような成果を提供したいのかと考えていくようにしましょう。
社会軸でミッションを作る場合
社会軸の場合は、人が絡むことももちろんですが、社会貢献という言葉の方がしっくりきやすいかもしれません。社会貢献とは、言葉の通り社会に貢献するということです。他人軸と近しい状態になるケースもありますが、それ以上に大きな存在を巻き込むことになります。
母子家庭の人を対照にサービスを提供するのであれば、母子家庭で収入や時間の確保に困る人を救う。発達障害のお子さんを持つ親にサービスを提供するのであれば、発達障害でも将来安心して自立できる子育ての支援を通し、親のストレスを軽減させる。
上記の例のように、誰かに成果や変化を提供することで、その先にある大きな市場や環境を変えていくことを考えていくことが社会軸でミッションを考えるということになります。
ミッションを作る時のヒント|補足編
3つの視点でのミッションの作り方を紹介しましたが、まずは自分軸で自己中心的なミッションを思い描くことが最初は作りやすくなります。ミッションなんだから大きく人の為になどと考えてしまうと、それが負担となり自身のビジネスの足枷となってしまうこともあります。